認定までの道のり
きっかけ
2007年の秋、社内でPMPをという方向性が出され、候補を探していた。
同僚(といっても上司ではないが階級は上)から声をかけられ、なんとなく「やってみます」という比較的軽い気持で受験することになった。
明けて2008年1月にまとめて、PMP受験に必要な35時間の学習証明の半分以上をオンサイトにて研修。残り約半分は2007年夏に参加した会社の研修が、同じ講師の方で学習証明が出ていた。
受験するからには、と2007年度中に合格者をという使命を(後から)課せられた。
PMIのサイトで、どうにかこうにか7500時間分の経歴を入力し(大卒以上であれば4500時間でよいのだが)、35時間の学習内容も入力し、やっと受験資格が得られた。この申込みでは無作為な監査対象者が選ばれているそうで、先輩の一人も対象者になり、3月末までの受験ができなかった。このあたりの手続きは全て英語となり、私には高いハードルであった。解説してくれているサイトもちらほらあるが、PMI側もサイトの構成を変えていたりして、いたちごっこの様相。
私は監査対象とならず3月末に受験が可能となった。
受験その1
学習教材は、以下の3つ。
- PMBOK ガイド(第三版)日本語版
A Guide To The Project Management Body Of Knowledge (PMBOK Guides)
- 作者: Project Management Institute
- 出版社/メーカー: Project Management Inst
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 3回
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- 研修のテキスト
- 虎の巻
- 作者: 吉沢正文,庄司敏浩,落合和雄
- 出版社/メーカー: アイテック情報処理技術者教育センター
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本
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といっても、ガイドもさらっと眺めるだけ、研修テキストもさらっと。虎の巻だけでなんとかなりそうな気がして持ち歩いて見るようにしていた。
44のプロセス、そのインプット、ツールと技法、アウトプットは憶えてしまった方がいいというアドバイスもあったが、憶えきれないままの受験となった。
結果は、Fail。自信のあったのが4割無かったのだから、当然かも知れない。
4時間に及ぶ試験を受け、Failのあと帰宅する足取りは重かった。
しばらく、学習する気になれなかったが、PMIへの再受験の申込みだけは6月にしておいた。受験日は未定のままとしておいた。
受験その2
夏くらいになって、すこし学習を進める気になって、通勤中に問題集をやったりしていた。
秋になりすこし焦り始める。というのも、受験資格の有効期間は1年となっており2009年2月が期限となるためだ。ということで、受験日を決めた。本当は11月末から12月頭としたかったが、会場が埋まっており下旬になってしまった。ここでFailしても、再受験できそうなギリギリと思って決断した。
受験日が決まると、スパートがかかる。と、思ったけど、なかなか。
学習教材は、以下の3つ。
- PMP教科書
PMP教科書 Project Management Professional 【第3版】
- 作者: Kim Heldman,PMI東京(日本)支部
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/01/18
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 27回
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- PMBOK ガイド(第三版)日本語版
A Guide To The Project Management Body Of Knowledge (PMBOK Guides)
- 作者: Project Management Institute
- 出版社/メーカー: Project Management Inst
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: ペーパーバック
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- 研修のテキスト
前回の反省から、やはりプロセスとインプット、ツールと技法、アウトプットは憶えてしまおうとした、のだが、なかなか頭に入らない。
ガイドは分厚く重いし、さらにA4という大きさがネックで持ち歩くには不便。
ということでPMP教科書を入手し、読み始める。
計画としては、PMP教科書を合計3回は読もうとした。
- 1回目、読んで問題をやる
- 間違ったところを、該当箇所を参照し熟読
- 2回目、読んで再度問題に取り組む
- 間違ったところを、該当箇所を参照し熟読
- 3回目、間違ったところに関係ある箇所を集中的に読み込む
といった作戦であった。
しかし、結局できたのは下記。
- 1度目、一通り読んで章末の問題に取り組む
- 間違えた箇所に関連するところを読む
- 再度問題に取り組む
- 間違えた箇所に関連するところを読む
PMP教科書の章末問題レベルで、1度目は61%程度の正解率、2回目でもやっと83%程度であった。これが前日の午前の話。
その後は研修テキストを一通り目を通した。
他に工夫したのは、PMP教科書を読みつつ、ノートに図解しながらキーワードをまとめたこと程度。でもこれが良かった気がする。やはり書いて憶えるタイプらしい。
結果としては、またフルに4時間使い、Passした。
結局8時間400問解いたことになる...辛かった、勉強にはなったけど。
今後の仕事に活かそうと、認定後の方が学習が進んでいる・・・気がする。