♪六月二十三日待たず

♪六月二十三日待たず
月桃の花散りました

64年前、沖縄地上戦の事実上の終わりとされる日。実際は司令官の遺言もあって、戦闘行為は終わらないまま夏に。

図書館で借りた「対馬丸」の本を、6年生の子どもが一心不乱に読んでいる。呼んでも呼んでも耳に入らない。心が動かされているのだろう。
65年前、疎開船であったが攻撃目標となってしまった。

65年後、いまこの瞬間にも、無防備な市民に銃口が、ミサイルが向けられ、引き金に手がかかっているという事態に陥っている。いや、むしろ、軍が民間人に武器を向けないことは、この六十数年間なかったのではないか。(あるとしたら自衛隊くらいか?)

憲法には政府・為政者への指示が綴られているそうだ。字面通りに解釈せず、『超訳』で法律が作られたりもしているけれど、いまなお、日本国内で憲法があるから守られている事は多い。あまりに日常的で、気づかないかも知れないけれど。

憲法を変える手続き法もできた。

”そのとき”のムードに流されないように、自分の中にぶれない柱があると信じて。

♪夏の真昼は青い空
沖縄の夏の空は、本来青いはず。64年前は、大砲の弾と銃弾が降っていた。